成年後見制度について(山崎)
はじめまして。大阪の行政書士タマキ法務事務所の山崎 環です。
コラムでは、事務所代表の山崎が成年後見制度について、建築士のムラカミが住環境について担当させて頂きます。
よろしくお願い致します。
さて、今回は成年後見制度についてお話しいたします。
高齢者の権利擁護として成年後見制度があります。
どのようなものか少しずつ解説したいと思います。
○成年後見制度について
①(成年後見制度の基本理念)
・自己決定の尊重
後見人等は、本人の意思を尊重しなければならないとされている。
本人の自己決定の尊重と本人の利益保護の両立を図りつつ、後見業務を行わなければならない。
・残存能力の活用
何らかの障がいのある方が、残された機能を用いて発揮することができる能力を残存能力という。本人の能力の失われた面にとらわれるのではなく、現在残っている能力に注目し、障がいのある方が、自分らしく生活を送るためにはそのような機能を最大限に活用することが必要である。
・ノーマライゼーション
障がい者を排除するのではなく、障がいがあっても健常者と同様に家庭や地域で当たり前に生活できるような社会こそがノーマルな社会であるという考え方。
以上3つの基本理念から成り立っています。
できるだけ本人の意思に従い、個性を尊重するようにしましょう。
次回は制度の概要について書きたいと思います。
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2014-10-12

この記事を書いた人
法人設立から融資、介護保険事業者様の立ち上げサポートをしております。 就業規則の作成や介護タクシー許可など幅広く、提携の社会保険労務士・中小企業診断士・税理士・建築士らと共に介護事業所全般の支援をしております。
